ちょっと知ってるだけで差が付く『マイクワーク』

校長の東です。

今回は、「マイクワーク」つまり「マイクの使い方」についてコラムを書いてみたいと思います。

「マイクの使い方って、口に近づけたり離したりするだけじゃないの?」

そう思っている方、多いと思います。

でも実は、マイクの使い方ひとつで、歌唱表現の幅がガラッと変わります。

今回はそのあたりを、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

■マイクは「道具」ではなく「楽器」

マイクは、声を拾って届けるための道具、そういうイメージが一般的だと思います。

ですが、マイクの特性を理解して使いこなせるようになると、話が変わってきます。

自分の声をより魅力的に、より表現豊かに届けるための「楽器」として扱えるようになるのです。

ギタリストがエフェクターで音色を操るように、ボーカリストもマイクワークで声の表情を変えることができます。

そう考えると、マイクへの向き合い方が少し変わってきませんか?

■知っておきたいキーワード

「指向性」とは

マイクには「どの方向から来た音を拾いやすいか」という特性があります。これを「指向性」と言います。

一般的なボーカル用マイクは「単一指向性」といって、正面からの音を最もよく拾い、横や後ろからの音は拾いにくい設計になっています。

つまり、マイクの正面をしっかり意識して歌うことが、まず基本になります。

顔を横に向けながら歌ったり、マイクの向きがずれていたりすると、音量や音質が変わってしまうので注意が必要です。

「近接効果」とは

マイクに口を近づけるほど、低音域が強調される現象を「近接効果」と言います。

マイクを近づけると声が太く、深みのある質感になります。
逆に少し離すと、すっきりとナチュラルな音になります。

この近接効果を意識的に使うことで、サビで力強くマイクを引き寄せたり、柔らかく歌いたいフレーズでは少し距離を置いたりと、声のニュアンスをコントロールすることができます。

単なる「音量調整」ではなく、「音色の調整」でもあるのです。

「倍音」と「帯域」について

声には、基本の音程(基音)に加えて、「倍音」と呼ばれる複数の周波数成分が含まれています。

この倍音の豊かさが、声の艶や存在感につながります。
「声に色気がある」「抜けがいい」と感じる声は、倍音が豊かなことが多いです。

また、「帯域」とは音の周波数の範囲のことです。
オケ(伴奏)の中で声が埋もれてしまう原因のひとつは、声の帯域と楽器の帯域が重なってしまうことにあります。

いくら声を張り上げても、他の楽器と帯域が重なれば声は埋もれていく。

逆に言えば、特定の帯域が際立っている声は、大きな声でなくても「抜けよく」聞こえます。

マイクの使い方や発声の工夫で、この帯域の出方をある程度コントロールできるのです。

■マイクの種類も、場所によって違います

マイクにはいくつかの種類があり、使われる場面によって異なります。簡単にご紹介します。

カラオケボックスのマイク

一般的に「ダイナミックマイク」が使われています。
頑丈で扱いやすく、多少雑に扱っても壊れにくい。音の特性としては、中音域がしっかり出るので、歌声がはっきり聞こえやすいです。
「指向性」も緩めで、ある程度適当な位置でも声を拾いやすいですが、その分逆に声の個性が出にくいです。

スタジオやライブハウスのマイク

こちらもダイナミックマイクが多いですが、カラオケのものより音楽機材としてよりグレードが高いものが多いです。
PAシステム(音響機材)との組み合わせで、より繊細な音のコントロールが可能になります。
その分、カラオケマイクより「指向性」はシビアです。
PAシステムを少し知っているだけで、自分で調整しながら使用感を自在に変えることが可能です。

録音用のマイク

レコーディングスタジオでよく使われるのは「コンデンサーマイク」です。
非常に繊細で、息づかいや微妙なニュアンスまで拾います。
声の細かい表情まで収録できる反面、扱いはデリケートです。

同じ「マイクに向かって歌う」という行為でも、使っているマイクが違えば、聞こえ方も、求められる歌い方も変わってきます。

■カラオケボックスで声を映えさせるワンポイント

多くの方が一番親しみのある「カラオケボックスのマイク」で、声をより映えさせるためのコツをひとつお伝えします。

マイクを口元から「こぶし一個分」を基準にして、フレーズで距離を変えてみてください。

声を張るサビや強調したいフレーズはマイクを少し引き寄せる。
柔らかく歌いたいAメロやウィスパー気味のフレーズは少し離す。
または、その逆。
「こぶし一個分」の距離を有効に使い、色々試してみると面白いと思います。

この小さな動作だけで、声の強弱だけでなく、音色そのものに変化が生まれます。

「マイクを持って歌う」から「マイクを使って表現する」へ。

ぜひ次回のカラオケで、意識してみてください。


マイクは、使いこなすほど表現の幅が広がる「楽器」です。

ナナイロミュージックのレッスンでも、マイクワークについて取り上げることがあります。

「もっと詳しく知りたい」「実際に試してみたい」という方は、お気軽にレッスンで質問してくださいね。

 

 

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