前回コラム「Part.5(前編)」の解説の続き、
今回は、「Part.6(後編)」の解説をします!
まずは、【ガチレッスンPart.6】の動画がコチラ♪
前回からの続きのコラムになります。
(前回コラムが気になる方は→)
①サビ途中で一度落ち着くフレーズを作る→0:26〜
何ということはない感じがするかもしれませんが、重要なポイントです。
どのような楽曲のサビでも、1フレーズこのように落ち着かせるポイントを作ることで、
▶︎ずっと大きく歌いがちな、サビにメリハリをつけ、より旋律的で表現豊かな歌唱にする。
▶︎ノドやアゴなど、力みやすい箇所をリセットするのに役立つ。
などの、効果が期待できます。
このような視点を持って、楽曲を聞くと新しい発見があるかもしれません。
ぜひ、自分の歌にも取り入れてみてください。
②母音「ア(a)」の響きを揃える→0:48〜
ある意味、韻を踏む感覚に似ています。
最近の楽曲には、こういうポイントが多い傾向にあります。
この曲では、母音「ア(a)」の響きを揃えていますが、それぞれの曲によって、言葉の語尾の言葉並びが揃っていたり、母音の並びが揃っていたりします。
色々なバリエーションが存在しますし、アーティストによって傾向が異なります。
また、韻を踏む感じを出すコツは、響き、トーン(音色)、音量、テンポ感を揃えることです。
「ここ韻を踏んでるだけど、雰囲気が出ないな・・・」という場合は、以上に注意してみると上手くいくと思います。
あと、「ア(a)」の響きとともに、途中に出てくる「エ(e)」の響きも揃えるようにレッスンしていますが、歌詞を日本語としてとらえず、音として捉えているからです。
(以前のコラムでも、何度か出てきていますね。)
異なる母音の、響きを近づけるテクニックの一つですが、重要なことは、
『歌詞を日本語として捉えて、聞き手に歌詞を伝えること』
と、
『歌詞を音として捉えて、聞き手に音楽を伝えること』
2つを、両立させる思考を持つことです。
非常に重要なことですので、またコラムで書くことがあるかもしれません。
③息を抜いて声をきる→1:35〜
フレーズ語尾でよく使うテクニックです。
声の原音は声帯という器官で作られます。
肺から息が送り込まれ、声帯が閉じ振動することで、原音が作られます。
この際、声帯が閉じるため息は声帯の下で止められている状態になるのですが、
その閉じている声帯を突然開けることで、声は途切れ、止まっていた息のみが口から出ます。
起こっていることは、こういうことです。
このテクニックは、洋楽・邦楽問わず、かなり頻繁に使うテクニックなので、必ずマスターしましょう。
声を大きく出す人は、比較的簡単にできると思いますが、程よい声量で、さりげなくやることを意識すると、より雰囲気が出ると思います。
声が息っぽい、小さい人は、このテクニック習得に苦労することが多いです。
まずは、地声をしっかり出せるように練習が必要です。
④サビのラストを丁寧に→2:07〜
そのまま丁寧にラストを締めくくるということです。
曲ラストのサビなどでは、思い切って伸びやかに歌いきることがありますが、
やはりセオリーとしては、最後は落ち着いて丁寧に終わる方が美しいでしょう。
意外と、そこまで気をつけていない人が多いので、実際に自分はどのように歌っているか、チェックしてみてください。
やってみようと思うと、実は難しいんですよね・・・
複数の原因が存在すのですが、また別の機会に紹介していきます。
⑤サビを通して歌う→4:28〜
いよいよ、サビ全てを通して歌います。
今回のレッスンで、できているポイント、甘いポイント、まちまちといったところでしょうか。
ただし、最初に比べると、遥かに上手く歌えていると思います。
一回のレッスンで、ここまでできれば上出来の中の上出来です。
今回の内容を復習し、練習して少しずつ自分のものしていくことで、さらに深く、多くのことが練習できるようになります。
レベルアップは、少しずつ。
でも確実に。
以上が、動画の解説です!
歌唱テクニックを駆使しながら、フレーズを組み立てていく、一連の流れがよくわかる動画になったと思います。
参考は、もちろんMISIAさんの原曲を参考にしています。
「ただのモノマネじゃん・・・」
と、侮るなかれ・・・
模倣は、上達への近道にして、とても効率の良い練習方法です。
(※以前コラムにも書いています→)
そして、レッスンでは、様々なことを考え、最適なアプローチを選択しながら進めています。
同じ曲でも人によって、内容は、ガラッと変わります。
いかがだったでしょうか?
数分の動画ですが、実は奥が深い・・・
【ガチレッスンシリーズ】は、一旦、お休みとなります。
曲のラストのサビは、動画にしようと思っているので、それまでしばらくお待ちください?♂️
その間、「ビフォー・アフター」をまとめた動画や、その他の動画など更新予定ですので、ぜひチャンネル登録をしていただければと思います!
それでは、次回の動画・コラムをお楽しみにに♪
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