校長の東です。
明けましておめでとうございます!
2023年も、どうぞ宜しくお願いいたします!
今年、一発目のコラムは2022年の大晦日「紅白歌合戦」を見ていて、思ったことを書こうと思います。
■久しぶりに見た「紅白歌合戦」
実は大晦日に「紅白歌合戦」を見たのは何年振りかな・・・
と、思うくらいに久しぶりに見ました。
超久しぶりに見た「紅白歌合戦」は、思っていたよりも楽しめたし、色々と感じるものもありました。
その中で、以前よりも「口パク」について思うことがありました。
■なぜ「口パク」が気になったのか?
昔から「口パク」はあったし、そんなに気にならなかったのですが、今回の「紅白歌合戦」ではかなり気になりました。
なぜそんなに気になったのか、実はちゃんとした理由は自分でもわからないのです。
多分ですが「ダンス&ボーカルユニット」が、以前よりも多く感じたからなのかもしれません。
「ダンス&ボーカルユニット」といえば、アイドル系が代表になると思いますが、それに加えてK-POP系の出演者が増えたので、多く感じたのでしょうか?
実際に数を調べたら、例年とそれほど変わらないのかもしれないのですが、如何せん超久しぶりに「紅白歌合戦」を見たので、きっと多く感じたのだと思います。
■「口パク」をどう思ったのか?
いきなり結論を言うと・・・
『別に「口パク」しなくても良いのに。もったいない。』
このように思いました。
以前は、「口パク」するのは仕方ない。
それはそれで技術がいる。
激しいダンスをしながら、ショーとして一定のモノを提供するためのものだから、別に「口パク」をすればいい。
くらいに思っていたのですが・・・
気がつけば『別に「口パク」しなくても良いのに。もったいない。』と、思ってしまっている自分がいました。
■アーティストのパフォーマンスに期待するもの
「口パク」を否定しているわけではありません。
『残念な気持ちになった』のです。
それは、生放送で、アーティストの生々しい姿(パフォーマンス)が見たかったからです。
例えば・・・
「凄く難しい曲を、想像より遥かに軽々しく歌い上げる姿」
「音源やMVでは想像できないほど、首に筋が浮き上がり熱く歌う姿」
「何がそんなに楽しいの?と、思うほど見ているコッチが楽しくなるような姿」
このような姿(パフォーマンス)が見たかったのです。
■リアル・危うさ・魂
ぶっちゃけ「ダンス&ボーカルユニット」に、「上手い歌」は期待していません。
実際に上手かったら、「お!?意外に上手い!」と思ってしまうほどです。
(K-POPのアーティストは、ダンスだけではなく、ボーカルのレベルもかなり高いと思っています。)
今回「口パク」のパフォーマンスを見ながら、こんな妄想をしました。
カッコよくダンスが決まっている。
しかし、歌声がブレていて、音程が微妙になっていて、息が上がっていてる。
歌のせいで、たまに少しダンスのタイミングにブレができる。
リアルだ!
危うい!
表現者・アーティストの魂を感じる!
こんな感じです(笑)
■以前ほどの幻想はない
今やSNSの発展と同時に、アーティストのキャラクターに「清廉潔白」や、その他の理想を姿を求める空気は、薄くなったのでないかと思います。
見た目の良さも「美容整形」が当たり前になりすぎて、ファンやその他大勢は、声に出さないだけで本当のことを受け入れていると思います。
そして、アイドル系の「ダンス&ボーカルユニット」に、「歌の上手さ」は求めていないと思います。
上手いに越したことはないけれど。
だから、多少、歌が下手でもそれ以上に「リアル・危うさ・魂」を感じたいです。
『別に歌は下手でいいじゃん。「口パク」パフォーマンスより、息切れしながら必死に歌っている姿が見たいな。』
そう思った大晦日でした。
■次の日、元旦
Travis Japan(トラヴィス ジャパン)という、ジャニーズのユニットが、袴姿でガンガン踊って、息を切らしながら笑顔の生歌パフォーマンスをテレビで見て・・・
「コレよ!コレコレ!」と、思いました。
2023年、日本のメジャー音楽シーンは、明るい感じがする。
■おまけ
鏡の前で「口パク」で歌う練習をすると、歌唱時の声の響きを良くしたり、表情をしっかり使って歌う練習になったりしますので、超オススメです。
それでは、次回のコラムをお楽しみに。