校長の東です。
なぜ、ボイトレをするのか?
「歌が上手くなりたい!」
これは、もちろん♪
「カラオケ、歌が好きで、ボイトレに興味があった」
とか
「今まで適当に歌ってきたけど、ちゃんと歌を学びたいと思ったから」
とか
「習い事、趣味が欲しかった」
なんていう理由も珍しくありません。
みなさん、それぞれの理由をお持ちです。
そして、ボイトレを始めるキッカケになった理由は、レッスンをスタートしてから進化する場合がよくあります。
特に・・・
「プロの歌手を目指している」
この、ボイトレをする理由は、いつしか進化する必要があります。
少し前になりますが、この春、「プロの歌手を目指している」高校生になったばかりの生徒さんから相談を受けました。
「こんなのあるんですが、出てみようと思ってます」
それは、【草津川跡地「de愛ひろば」で演奏してみませんか?】というもの。
完全無料で、歌う場所を借りられる。
もちろん、「出なよ!」と言ったのですが、段取り的なものがわからないのかもしれないと思い、色々とアドバイスしました。
でも、基本的に彼女が一人で探し、問い合わせ、交渉し、準備をしました。
そして、当日。
朝早くからの出演、広場に人はまばら。
彼女自ら、係りの人に声をかける。
簡単な打ち合わせ。
彼女は、自分のお客さん(お友達)をたくさん誘っていました。
ステージでは、今までレッスンでやってきた曲、新曲、合わせて3曲を熱唱。
パフォーマンスの出来や内容は、さておき・・・
僕は、彼女のとても大きな成長を感じました。
それは、「誰かに用意してもらったステージで歌う」という状態から
「自分で歌う場所を探して歌う」という状態になったということです。
しかも、たくさんのお客さんを自ら声をかけ、立派なLIVEとして成立させました。
これ以降、彼女は歌える場所を積極的に探し、良い演奏ができる準備をしています。
これで、彼女のボイトレをする理由は、
「プロの歌手を目指している」
から
「音楽活動に役立てる」
に、進化を遂げました。
(もちろん「プロを目指している」という理由は消えてません!)
彼女は、ボイトレをただ「受ける」ものから
「利用する」ものへ切り替えたのです。
「プロを目指す人」は、必ずこの進化が必要だと思います。
今回の、自発的な行動は、プロを目指しているのなら、当然のことかもしれません。
それでも、
彼女を中学生の時からレッスンをしている僕としては、小さいようで、大きな一歩、成長が本当に、本当に嬉しい!!
彼女の音楽活動が、今後さらにどのように発展していくのか。
これからも、サポートを続けたいと思います。
※ちなみに、これは「プロを目指している」生徒さんのお話です。
ボイトレをするの理由は人それぞれ。
理由が違えば、進化や成長の方向は違います。
とにかく、レッスンを楽しみましょう!
それから、自分の変化、進化を楽しめたら最高です!
Written by 東幸太朗(校長)