大型スタジオでの練習は、必須です。
ナナイロLIVEの前は、出演生徒さんも
大型スタジオで、レッスンを行います。
なぜ?
より実戦(本番のステージ)に近い状況で、練習をするためです。
広い空間で、マイクを通して声を出すと、
レッスンの時や、カラオケで歌っている時とは、
全く違う感覚になります。
また、
スタジオの壁一面は、大きな鏡になっているので、
否応無しに、自分の表情やパフォーマンスが目に入ります。
大きな鏡に映る自分・・・
広い空間のため、より動きの小ささが強調され
動いているつもりでも、動けていない・・・
そんな、現実にぶち当たります。
ある日、生徒のAさんとスタッフとの会話を、耳にしました。
「ここ(スタジオ)で歌うと緊張して・・・」
「鏡で自分を見るのが恥ずかしくて・・・」
「わたし、動けないから、練習しないと・・・」
「歌えるだけじゃダメだって、良く分かりました・・・」
すごい!!
そこまで、分かっていれば、大丈夫!
あとは・・・
や る だ け !
そして、何より
「歌えるだけじゃ、ダメなんだ」
この言葉!
すごい!!
Aさんが、自分自身で気づいたことなんだと感じて、
ちょっと感動しました・・・。
Aさんは、前回のナナイロLIVEに出演し、
そこで何かを感じ、
その後のレッスンで先生と『その課題』に取り組んできたんだと思います。
ナナイロミュージックの求める
『イイ歌を、歌う』
これに、Aさんの
『歌に向き合う姿勢』が、
自然とフィットしたんですね♪
レッスンで、課題と向き合い、
基本や技術をコツコツと体に覚えさせる。
どこで歌っても
どんな状況であろうと
スッと、Aさんの歌が、歌えるように。。。
ボーカリストにとって「声」は、「楽器」と同じです。
楽器が弾けるようになりたいと思ったら、
楽器の練習をするように、
「声」も練習が必要です。
楽器で曲を弾きこなすには、基礎、テクニック、表現力が必要なように、
練習を重ねた「声」で、歌を歌います。
ただ音が出ていればいいわけではないし、
ただ器用に弾ければいいわけでもない。
「すごいな〜」
「感動する・・・」
そんなふうに感じるボーカリストは、
「声」を楽器を扱うように歌っています。
表情、カラダ全部を使って、
メロディーや詞を、表現しています。
もしも今、このブログを読んでいるアナタが、
プロ・歌手を目指しているなら、
自分の「声」「体」を自在に使って
歌を歌えているか
意識してみてください。