校長の東です。
3月3日に行われた『京都音楽祭2024』に、出演してきました。
今回は、それについてのコラムです。
■『京都音楽祭2024』
『京都音楽祭』は、文化庁が京都に移転したことを記念とした事業で、2023年に第1回が開催され、今回が2回目の開催となります。
去年も出演予定だったのですが、直前でウィルス系の流行り病になってしまい、出演を断念したので、一年越しのリベンジみたいな面もあります(苦笑)
主催は、京都府、京都市、FM京都、京都新聞、MBS(毎日放送)などで、メチャクチャちゃんとしたイベントです。
豪華なゲストも出演するのですが、京都府民の皆さんから一般シンガーを募集して、そのゲストと一緒に「ステージで歌いましょう!」みたいな企画がメインです。
前回のゲストは、Little Glee Monstersでしたが、今回のゲストは、クリス・ハートさん!
一般募集は、すぐ定員の50名が埋まったらしく、前回が大成功だったことが分かります。
■なんで東が出演するの?
「human note」という、全国で700名くらいのシンガーグループがあり、数年前からその中の滋賀のチームの講師をやっています。

その「human note」が、『京都音楽祭』でゲストと共に歌う一般参加シンガーの指導を行い、共にステージに立ちます。
さらに、「human note」のステージもあり、チームメンバーと共に講師をしている東も出演するという流れになりました。
「human note」は、クワイアスタイル(合唱というよりゴスペルみたいなスタイル)なのですが、僕自身クワイアスタイルでステージに立つのが初めてなので、ステージで1人で歌うより緊張しました。
■前日リハーサル
本番前日、会場で前日リハーサルがありました。

本番を想定して、衣装、立ち位置、舞台への出入りなどを確認します。
ゲストのクリス・ハートさんとも初顔合わせ。
とても気さくな人柄で、素敵な方でした。
クリス・ハートさんのリハーサルも見学し、プロの仕事を勉強させてもらいました。
クリス・ハートさんと共に歌う「一般参加ステージ」、また「human note」のリハーサルも、舞台監督さんの指導の元、確認を行い、本番に向けて気合が入る前日リハーサルでした。
■『京都音楽祭』本番
朝から会場入りし、当日リハーサルが行われます。
クリス・ハートさん、「human note」と共に、『京都音楽祭』に出演される「asobiyoshi」さん、「Big Mouth Blass Band」さんのリハーサルもあり、本番に向けての最終確認がありました。
最終リハーサルも終わり、息つく暇なく会場がオープン。
(マジでバタバタでしたw)
想定以上の来客で、満員御礼!
開演時間が押してしまうというハプニングがありながらも『京都音楽祭』がスタートしました。
「asobiyoshi」さん、「Big Mouth Blass Band」さんのステージが始まり、会場はメチャクチャ盛り上がり、続いて自分が出演する「human note」のステージ。
クワイアスタイルでの出演は、マジで緊張します。
「human note」ステージでは、大人数で歌う中、フロントに各パート(ソプラノ・アルト・テナー・ベース)のリードを務める数名がマイクを持って歌います。
もちろん僕もマイクを持って歌う1人です。

■「human note」のステージ
各パート1つずつが、重大な役割を担っていて、誰かがコケれば、全体の調和を乱します。
「赤信号 皆んなで渡れば 怖くない」なんて、全く通用しないんです。
だからといって、萎縮していては、素晴らしいステージは作れません。
それは、出演する「human note」メンバー全員が当たり前のように理解しています。
ステージ上での所作、あり方、表情、目線、全てにおいて細心の注意を払い、一人ひとりがステージを作っているという高い意識を持っています。
「大勢でステージに上がるから、私、1人くらいダメでも平気」なんて、誰も微塵も思っていません。
ぶっちゃけ「なんちゃってプロ」より、遥に高い「プロ意識」だと思います。
講師をしていても、こういう現場でしか学べないことは大いにあり、今回は多くのことを学びましたが、その1つが「ステージを作る高い意識」でした。
「human note」のステージは、緊張からの解放と盛り上がり、聞いてもらう、歌ってもらう、魅せるというエンターテイメントがギュッと詰まった良いモノになったと思います。
積み上げた努力、高い意識を持ち続ける緊張感の大切さを改めて知ることができました。
■クリス・ハートさんのステージ
続いてクリス・ハートさんのステージは、さすがの歌声と説得力。
プロのステージをしっかりやり切られるところは、圧巻でした。
7〜8割くらいで余裕のある心地よい歌声とパフォーマンスは、独特だと思います。
熱苦しいわけでもない、手を抜いているわけでもない、それでいて大変満足感のあるステージ。
独特の空気感はメチャクチャ魅力的で、滲み出る唯一無二感。
稀有なアーティストを間近に感じることができ、本当に良かったです。
■そしてフィナーレ
クリス・ハートさんのステージ、ラスト2曲は一般参加の皆さんとのフィナーレです。
絢香さんの「みんな空の下」と、ゴダイゴさんの「Beautiful name」を歌いました。
ただメロディーを歌うわけではなく、クワイア風にアレンジされた2曲をしっかり暗譜し、クリス・ハートさんのバックコーラス&クワイアのように歌い上げます。
それなりの難易度の高さで、しっかり練習しないと歌えません。
ぶっちゃけ難しいです。
それでも、今までの練習の成果を思いっきり発揮して、練習、リハーサルを含めて、本番が一番良いパフォーマンスを発揮できたと思います。
歌い終わって、自然と湧き起こる会場の「アンコール」の手拍子が、質の高さを物語っていました
出演者も「やりきった!」という、素晴らしい表情でした。
こういう瞬間は、本当に幸せです。
■『京都音楽祭』を通して
1月後半から2月いっぱいは、一般参加者の練習や、「human note」の事前練習などで、スクールでのレッスン予約がし難い状況が続き、生徒さん達にはご迷惑をおかけしました。
しかし、『京都音楽祭』出演に向けての準備や練習を通し多くのことを学ぶことができました。
これらは、ナナイロミュージック自体にも今後活かせると思いますし、僕が担当している「PROコース」の生徒さんにも、活かせると思います。
真剣に取り組めば取り組むほど、様々な障害にぶち当たる。
けれど、その障害を乗り越えれるための頑張りや、乗り越えた後に得られるものは、目に見えないけれど、かけがえのないモノになる。
ボイストレーナーとしてだけでなく、ボーカリストとしても学ぶことばかり。
今後も、積極的に学んでいきたいと思います。
『京都音楽祭』の模様は、MBS(毎日放送)で放映されると思いますので、その際は、ナナイロミュージックや東のInstagramなどSNSでお知らせします。
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