「壁にぶつかる」ということ

こんにちは、校長の東です。

勉強、スポーツ、音楽、芸術・・・

どんなジャンルであれ、「伸び悩み」とか「壁にぶつかる」ことがあります。

今回のコラムでは、それについて自分なりに思うことを書きたいと思います。

 

■なぜ「壁にぶつかる」のか

前に書いた通り、どんなジャンルでも「壁にぶつかる」ことがあります。

もちろんボイトレ、歌にも「壁にぶつかる」ことはあります。

 

歌うことが楽しかったはずなのに、歌うことが苦しくなってしまう人もいます。

 

歌うことが好きで、歌うことが楽しい。

歌が上手くなれば、もっと楽しくなると思っていたが、辛くなってしまった・・・

 

なぜ「壁にぶつかる」のか?

色んな理由が存在すると思います。

 

・「上手くできないこと」が解消されない

・真剣に向き合うことで悩みが深くなる

・講師の指導方法に問題がある

などなど・・・

 

僕たち、講師の立場としては「指導方法に問題がある」という点は、非常に耳が痛いです。

しかし、どういったケースであれ、レッスンをしていて「壁にぶつかる」ことがあり、さらに歌うことが辛くなったのなら、多かれ少なかれ「指導方法に問題がある」ことは、否めないと思っています。

本文と画像は関係ありません。画像は、先日行った「PROコース」の「歌唱プレゼンテーション」の画像です。

 

■講師の責任

1人で我流で「壁にぶつかる」ことで、嫌になってしまうのは仕方ないとしても、レッスンに来ていて「壁にぶつかる」ことを経験し、そこから辛くなってしまうのは、やはり講師の責任もあります。

ぶつかった「壁」を乗り越える時のリードが上手く行かなかったということになります。

100人の生徒さん、100人がそれぞれ性格も状況も違います。

100人全てに完璧にアジャストすることは、さすがに難しいかもしれませんが、少なくとも「歌うことが辛くなる」ところまで行ってしまわないようにすべきです。

もしも「歌うことが嫌になる」状況を生み出してしまったのなら、「講師の責任」として受け入れ、次に活かす努力が必要になります。

 

■「楽しい」と「上手くなる」のバランス

我々、講師としては、レッスンをするからには、やはり「上手くなって欲しい」ですし、そのようにリードすることが責任です。

しかし「上手くなって欲しい」が強すぎると、生徒さんの気持ちとすれ違いが生まれ、「壁にぶつかる」時に「歌うことが辛くなる」のトリガーを引いてしまうことがあります。

逆に「楽しい」レッスンを心がけて、生徒さんの好きなこと、楽しいことだけやっていると「上手くなる」レッスンからどんどん離れてしまうことがあります。

「楽しく上手くなるレッスン」は本当に難しく、相当な講師のスキル、経験値が必要です。

講師は「楽しい」「上手くなる」のバランスを自覚して、常にその理想に向かうべきだと思っています。

僕は、15年以上この仕事をしていますが、未だにこの大きな「壁にぶつかる」ことがあります。

 

ちなみに、ナナイロミュージックの講師研修では、この問題についてディスカッションし、「講師の責任」を自覚することを定期的に行なっています。

つい生徒さん自身の問題にしがちですが、「講師の責任」として目を背けないことも、スキルアップには必要です。

 

■「壁にぶつかる」の正体と解消法

ここまでは、「講師の責任」を中心に書きましたが、ここからは「壁にぶつかっている」ご本人の話です。

「壁にぶつかる」ということは、前に進もうとしているから「壁にぶつかる」わけです。

なので、今よりも「上手くなる」「良くなる」「楽しむ」ために前進しようとすれば「壁」が現れます。

真剣に取り組めば、取り組むほどその「壁」は、大きく、分厚く現れます。

「壁」の種類は人により異なるし、その高さ、分厚さも様々です。

 

しかし、一点共通していることは「未来が見えなくなる」ということです。

 

「壁」が高く、分厚ければ、さらに「未来が見えなく」なります。

 

最初は、「上手くできない」ことすら楽しく感じられたはずです。

つまり「上手くできない」=「壁にぶつかる」ではないのです。

 

「上手くできない」ことがあっても、今よりも楽しく、上手く歌っている「未来」が見えていれば、克服するためのエネルギーが湧きます。

しかし、様々な原因で「理想の未来が見えなく」なり、辛く感じ始めます。

 

どうしても、ぶつかった「壁」を乗り越えられない時は、そもそもの「理想の未来」(※「理想の未来」は現実的である必要があります)を、もう一度描きます。

そして「理想の未来」から逆算し、突破する方法を考えます。

その方法は、様々です。

今までやるべきと思っていて、やらなかったこと、中途半端になっていることを整理することかもしれません。

別の突破口を見つけることかもしれません。

少し寄り道をして「壁」を無視することかもしれません。

気合を入れ直して「壁」に真正面からぶつかるかとかもしれません。

場合によっては、しばらく歌から離れてみることかもしれません。

 

全ては「理想の未来」からの逆算、「理想の未来」から与えられるエネルギー次第です。

 

やっぱり歌って楽しい。

 

そう思える瞬間が来たら、「壁を乗り越えた」ということでしょう。

 

 

僕は、最近「真剣に歌と向き合うのは楽しい」と、20代の時以来に感じたことがありました。

気付かないうち「壁」ぶつかっていて、20年近くかけて「メチャクチャ大きな壁を乗り越えた」のだと思います。

「壁」を乗り越えた世界は、やっぱり少し違うように見えたし、清々しく感じました。

ずっと続けていると、そんなこともあるんですね。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

★KeepSinging★

友だち追加

  LINEから予約OK  

〒525-0027
滋賀県草津市野村1-18-10良美ビル3F
お電話での各種ご予約・お問い合わせ
[受付時間 12:00〜20:00]
〒525-0027
滋賀県草津市野村1-18-10良美ビル3F
お電話での各種ご予約・お問い合わせ
各種ご予約・お問い合わせはこちらから
無料体験レッスン
FREE TRIAL LESSON
オンラインレッスン
ONLINE LESSON
opyright(C) nanairo-musicc. All right reserved.
opyright(C) nanairo-musicc. All right reserved.
無料体験
FREE TRIAL LESSON
コース案内
CORSE MENU
オンラインレッスン
ONLINE LESSON
キャンペーン
CAMPAIGN
FOLLOW ME
無料体験
FREE TRIAL LESSON
コース案内
CORSE MENU
オンラインレッスン
ONLINE LESSON
キャンペーン
CAMPAIGN
FOLLOW ME